受託事業

●宮崎県地域生活定着支援センター   ●災害時福祉支援体制整備事業

宮崎県地域生活定着支援センター

地域生活定着支援センターの業務とは

高齢または障害により、福祉的な支援を必要とする犯罪をした者等に対し、各都道府県の設置する地域生活定着支援センターが、保護観察所、矯正施設、留置施設、検察庁及び弁護士会といった刑事司法関係機関、地域の福祉関係機関等と連携・協働しつつ、拘束中から釈放後までの支援を行うことにより、その社会復帰及び地域生活への定着を支援しています。

1.コーディネート業務

保護観察所からの依頼に基づき、矯正施設入所者を対象として、退所後に必要な福祉サービスのニーズを確認し、事業所等の斡旋または必要な福祉サービス等に係る申請支援を行います。

2.フォローアップ業務

コーディネート業務の斡旋により、矯正施設退所者を受け入れた事業所等に必要な助言を行います。

3.相談支援業務

矯正施設から出所した対象者の福祉サービス等の利用に関して、本人やその関係者からの相談に応じ、助言その他必要な支援を行います。

4.被疑者等支援業務

令和3年度より、保護観察所から依頼のあった刑事司法手続きの段階にある被疑者・被告人等を対象として、福祉サービス等に係るニーズの確認等を行い、釈放後、速やかに福祉サービス等を利用できるように申請支援を行います。宮崎県では令和4年度より開始されました。

5.その他必要な支援業務

関係機関とのネットワークの構築を目指し、多職種によるケース会議の開催や、ソーシャルインクルージョンの実現に向け、積極的に周知・啓発活動を行います。

地域生活定着支援センターの業務の原則

  • 利用者に対しては、常に懇切で誠意のある態度で接するよう心がけ、その意思や主体性を最大限に尊重します。
  • 業務の遂行にあたっては、利用者の自立した日常生活の支援を効果的に行うため、その心身または家族の状況等に応じ、継続的かつ計画的に適切な福祉サービス等の利用が行われるよう配慮します。
  • 個人情報保護については万全の注意を払います。
  • 業務が常に公平かつ中立的な姿勢を保つことを心がけます。

2020年3月に、宮崎県では再犯防止推進計画が策定され「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて具体的な施策を推進しています。

犯罪に関わって逮捕拘留された方が、地域生活定着支援センターが関わることで福祉サービスにつながる機会ができ、これまでの生活を立て直すきっかけとなったことは、この事業を通して意義深い事だと感じております。

私たちセンター職員6名は、毎月定例会を開催し、業務の原則に基づいて、本人の自己決定を尊重し、その社会復帰に関与して、支援過程を本人と共同で行い、支援を通して必要な地域社会の資源創出や地方自治体への働きかけ等に広げることを考えています。利用者の生きづらさ、地域社会の歪み、関係機関との連携不足等、何が足りなかったのか悩む事もありますが、関係機関の皆さまのお力を賜りながらソーシャルワークが十分に発揮できるセンターを構築して行きたいと思います。

最後に、再犯防止という視点のみならず、罪を犯さずにすむ地域共生社会を築く必要性を強く感じております。今後も様々な機関と連携しながら、社会福祉士としてソーシャルワークの一翼を担っていきたいと思います。

お問い合わせ先

宮崎県地域生活定着支援センター
〒880-0007 宮崎県宮崎市原町2-22 
宮崎県福祉総合センター 人材研修館内
Tel:0985-86-6114
Fax:0985-86-6117
Mail:teityaku@circus.ocn.ne.jp

災害時福祉支援体制整備事業

災害時福祉支援体制整備事業とは

大規模災害時において、高齢者や障がい者、子ども等の要配慮者の福祉ニーズに的確に対応し、避難生活中における生活機能の低下等の防止を図るため、一般避難所で要配慮者に対する福祉的支援を行う宮崎県災害派遣福祉チーム(以下「宮崎DWAT」という。)を派遣することにより、必要な支援体制を確保するとともに、大規模かつ広域的な災害に備え、他県DWATや保健・医療等の他職種との連携体制の構築を図ることを目的としています。

宮崎県災害福祉支援体制整備事業の取り組みについて(一部文言修正があります。)

宮崎県災害派遣福祉チーム員(DWAT)になるために

現在、宮崎県では災害時の避難所で活動する災害派遣福祉チームの組成に取り組んでおります。

基礎研修を受講することにより、今後開催される災害派遣福祉チーム養成(登録)研修を受講することができるようになります。申込用紙をダウンロード後に必要箇所をご記入の上、宮崎県社会福祉士会事務局宛にFAXもしくはメールにてお送り下さい。申込受理後に、メールでパスワードをお送り致します。動画を受講した後に、レポートを事務局へ提出されると受講修了者となります。

基礎研修の受講(動画受講含む)

基礎研修の受講修了者の方は、DWATの一員として活動していただくための登録研修を受講することができます。

なお、本研修を受講された方は、宮崎DWATへのチーム員として登録が可能となります。

登録研修の受講

登録申請(様式1・様式2を使用)

DWATとして役割を発揮するためには、定期的に訓練や研修等を行うなど、平時からの取組が重要となります。そこで、災害派遣福祉チーム員が被災地活動をする上で身につけておくべき心構えや対応について理解を深め、知識や技術を習得することを目的に毎年フォローアップ研修を開催します。

フォローアップ研修

2023年度 フォローアップ研修 受講申込(Google)

能登半島地震 宮崎DWAT派遣要請について

2024年1月1日に発生しました能登半島地震について、宮崎県より下記のとおり宮崎DWATへ派遣要請がありました。現在、登録員の方々へ派遣の御協力をお願いしています。事務局で調整の結果、派遣が決定したチーム員及び協力団体へは事務局より決定の連絡をさせていただきます。

※派遣人数を超えた回答があった場合には、事務局で派遣者を調整いたします。派遣希望を出された方すべてが必ずしも派遣されるものではありませんので御了承ください。


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